ネット記事に潜む危険な意図

未パッチFirefoxはマルウェアより危険? - ITmedia エンタープライズ

上記の記事で、企業のセキュリティを脅かし得る「脆弱性を持つ人気アプリケーショントップ15」の輝かしくないNo,1にFirefox1.07 が選ばれています。ちなみに順位は以下のような感じ

1、Firefox1.07
2、iTunes 6.0.2とQuickTime 7.0.3
3、Skype 1.4
4、Adobe ReaderおよびAcrobat7.0.2および6.0.3

まぁこんな感じで、そうそうたる名前のソフトが並んでいるわけです。

まぁ、Firefox1.0を使っている方はこれ以上セキュリティアップデートがないので、Firefox1.5に早急に乗り換えるべきなのは確かです。なので、この記事をみて私はFirefox1.07が、そんなに危険なんだなぁと思った訳なのですが……


安全と思われていて実は危険なネット記事 - Firefox Hacks 翻訳日記

で、記事のソースとなった プレスリリース と、そこからリンクされている pdf ファイル を読んでみた。


これって、自社製品の宣伝 じゃん。


どういう事かというと、ITmediaの記事の元になったセキュリティ製品を手掛けるBit9というところのプレスリリースをみると、どうやら

「Firefox1.07やらiTunes 6.0.2は上記のように危ないのですよ~。でも大丈夫!私どもの会社のBit9を使えば、これらのソフトの機能を止める事ができます。」

と、いう自社製品の宣伝の一部だったということのようです。そういうことをふまえて、今度はINTERNET Watchの記事を読むと、一見ニュース記事なのにおもっきり広告文章に見えますね……。

私も、ちゃんとニュース記事の奥まで読めるようにならないとだめですね(汗)


◎参考
安全と思われていて実は危険なソフトウェア No.1 は? - えむもじら
安全と思われていて実は危険なネット記事 - Firefox Hacks 翻訳日記
(6/22b) 危険な記事Mozilla Firefox Thunderbird の拡張あれこれ-MEMO
未パッチFirefoxはマルウェアより危険? - ITmedia エンタープライズ
安全と思われていて実は危険なソフトウェア15種、米Bit9がリストアップ - INTERNET Watch