【映画】天使と悪魔を見てきた。

映画「天使と悪魔」を見てきました。原作は未読。



■あらすじ■
教皇が病死し、次の教皇を選出するコンクラーベが行われようとしているヴァチカンに、400年前に弾圧された秘密結社「イルミナティ」が復讐を開始する。彼らは4人の教皇候補を誘拐。科学の四大元素“土”“空気”“火”“水”を表わす焼き印を胸に押しつけ、一時間ごとに惨殺すると予告する。さらに街を吹き飛ばすほどの破壊力を持つ反物質を、ローマのどこかに隠したのだった…。この恐ろしい計画を阻止するため、ヴァチカンは宗教象徴学者のラングドン教授に助けを求める。
天使と悪魔 - goo映画より



最近、「グラントリノ」とか「チェンジリング」みたいなおとなしい(?)感じの映画ばかり見ていたので、壮大な音楽とめまぐるしく且つ緊張感のあるストーリー展開で進む「天使と悪魔」は非常に面白かったです。音楽による雰囲気づくりは重要ですね。
とてもめまぐるしく物語は進む為、ローマの雰囲気をのんびり味わうというような映画の見方はできないのですが、最後に私が行ったことのあるサンタンジェロ城が出てきたときはちょっと感動しました(知ってる~みたいな意味で)。

終盤、最終目的である「反物質」爆発阻止の為、最後のヒントを解き、そのありかに向かう一行ですが、解きすでに遅し、対処に間に合う5分前には間に合いません。ですが、ある人物が「反物質」の入った容器を持ってヘリに乗り込み上空で爆発させ、なんとかヴァチカンは救われます。
この時点で終わっても良さそうだったのですが(まぁ安もんくさい終わり方になりますが)映画はまだ終わりません。驚愕の種明かしが最後の15分に行われるのですが、この最後の15分がこの映画の格を一つあげています、・・たぶん。

中盤でこの人がなんか黒幕っぽいと思ったシーンがあり、その人がそのまま黒幕だったのである意味ひねりが無い映画でもあるのですが、一瞬のシーンでそう思わせる演技をした役者の演技力はすごいかと。

全体を通し、2時間程度の上映時間を感じさせない良い映画でした。とてもめまぐるしかったのであと1時間くらい時間を長くして制作してもらっても良かったと思うくらいです。なんせトム・ハンクスがヒロインのアィエレット・ゾラーとのラブンシーンを熱望し、脚本を何度かいじらせたにもかかわらず、実現しなかったとかいうくらいですので。
あと、印象に残ったのはエンドロールの最後で「この物語はフィクションであり~~」と日本語字幕でもしっかり流れたところでしょうか。わざわざこんな表記をするのは映画では珍しい気がするのですが、内容が内容なのであたりまえか・・・。

最後に、この映画に対して敢えてキーワードをあげるなら「女は大胆」と「ヴァチカンは太っ腹」かな(笑)